声優オーディション合格への道!!少年役を勝ち取るために意識すべきこと
声優オーディションに合格して、少年役を中心に活動したいです!!
声優を目指している女性の中には、将来少年の役を中心に活躍したいと考えている人は多いのではないでしょうか。
実際に、アニメに出てくる少年のキャラクターの多くは、女性声優さんが演じています。
いくつか例を挙げてみると、
・ドラゴンボールの孫悟空役を演じている野沢雅子さん。
・名探偵コナンの江戸川コナン役を演じている高山みなみさん。
・クレヨンしんちゃんの野原しんのすけ役を演じている小林由美子さん。
などがいらっしゃいますね。
そのため、将来少年役を演じたいと考える方が増えるのは自然なことだと思います。
異性を演じるのは非常に高難度
上記の方々以外にも、多くの女性声優さんが少年役を演じています。
それもあってか、中性的な声質を持っていれば、少年役を演じることができると誤認してしまうことがあるようです。
しかし、実際はそう簡単なことではありません。
そもそも、女性と男の子では喋り方が大きく異なります。
少年役を演じるには、男の子の喋り方を研究しなければなりません。
また、他にも気を付けなければならないポイントがあります。
声優オーディションで少年役を審査する時のポイント
それでは、実際に声優オーディションで少年役を審査する時に、ポイントにしているところを解説していきたいと思います。
少年役を審査する時に注目するポイントは、大きく分けて2つあります。
ひとつは、少年の声を維持できるかです。
喜怒哀楽はキャラクターがぶれやすくなる
少年役を演じる時に非常に難しいのは、喜怒哀楽を表現したときの声質の維持です。
特に叫んでいるセリフや泣く演技をしているときは、どうしてもキャラクターがぶれやすくなってしまいます。
そのため審査をするときは、キャラクターがぶれていないか、女性の声になっていないかをチェックしています。
正直、これはプロの声優さんでも難しい技術のため、声優志望者で出来る人はそれほど多くありません。
ですが、感情の起伏が激しくなると女性の声になってしまうのであれば、少年役を演じるのは難しいでしょう。
セリフの音圧の強さ
もうひとつのポイントは、声の圧力、つまり音圧の強さです。
キャラクターの性格によって違いはありますが、多くの場合、少年役を演じるには強い音圧が必要になります。
特に熱血系の作品に出てくる少年などは、非常に強い音圧でセリフを言う必要があります。
朴璐美さんなどをイメージすればわかりやすいでしょうか。
強い音圧を維持しつつ、少年役を演じるのは本当に難しいことです。
少年役を演じることができる女性声優さんはまさに職人と言って良いのではないでしょうか。
無理に少年役を狙う必要はない
少年役を演じることが非常に難しいことはわかっていただけたと思います。
もし、あなたの声質が中性的であるがために、少年役が出来なければならないと思っているのであれば大きな間違いです。
もちろん、少年役が演じられるのであれば、それに越したことはありません。
ですが、中性的な声質を持っていたから、女性を演じられないということはありません。
むしろ、難易度の高い少年役を最初に選ぶのではなく、女性の役をきちんと演じられるようになったほうが良いと思います。
将来、どちらも演じられるようになればいいことですからね。
少年役を勝ち取って子供たちに夢を与えよう
日本のアニメ作品には、様々な少年キャラクターが生まれています。
そして多くの子供たちは、それらのアニメを見て成長をしてきました。
次はあなたが演じたキャラクターが子供たちに夢を与えるのかもしれません。
将来、少年役を勝ち取って、子供たちに夢を与えられる声優になってくださいね。