プロの声優と声優志望者が語る滑舌が苦手という言葉の違い

プロの声優でも滑舌が苦手だと言っている人はいます!!

知り合いの声優学校の講師が、声優志望者に滑舌の改善をアドバイスしたら、このようなことを言われたそうです。

確かにプロの声優で滑舌が苦手と公言する人は何人もいます。

残念ながらこの声優志望者はそれを聞いて、

「例え滑舌が悪くても魅力があれば声優になれるんだ」

と思ってしまったようです。

ですが、プロの声優と声優志望者が言う『滑舌が苦手』という言葉の意味は同じではありません。

 

プロの言う『滑舌が苦手』は決して『滑舌ができない』ではない

これは、人間の心理としては仕方ない部分もあるかもしれませんが、悩んでいる人はどうしても耳障りの良い言葉に踊らされてしまう傾向があります。

その声優志望者は滑舌で悩んでいた時、プロの声優が滑舌が苦手ですと言っていたと聞き、滑舌が苦手でも声優になれるんだと認識してしまったようです。

しかし、基本的にプロの声優として活躍している人の中で滑舌ができない人はいません。

もちろん滑舌が得意ではない人はいます。

しかし、滑舌が出来ない人はどれだけ魅力的であろうとも声優になることは難しいのです。

 

滑舌ができない人が現場に出ると大変なことに

これは知り合いの声優さんに聞いた話なのですが、声優をキャスティングしているクライアントが外画の現場に知り合いの声優志望者を呼んだそうです。

その声優志望者に与えられたセリフはたったの一言。

しかしその声優志望者は滑舌が悪くて、何十回もリテイクを繰り返してしまったそうです。

その収録現場の空気がとても悪くなったのは言うまでもありません。

声優は職人と同じです。

プロとして最低限の仕事ができなければ、作品を成立させることはできません。

このようにきちんとした滑舌が出来ていないと、例えプロの声優になれたとしても現場で地獄を見ることは明らかなのです。

 

声優オーディションで合格をもらうためにはプロで通用する力が必要

実際に私が声優オーディションで審査をするときも、滑舌発声が出来ていないことにより8割を超える人が不合格になっています。

声優オーディションに合格したらすぐに作品に出演する可能性があるのですから、基礎的な能力がないと難しいのはわかりますよね。

よって声優オーディションに合格する人の多くが、声優学校に通っている声優志望者になるのです。

 

滑舌は普段の生活から改善していくことが大事

では、滑舌をどのように治していけばよいのか。

滑舌教本を使い、時間をかけて練習することもとても大事なことです。

しかし、その1時間2時間の練習時間だけでは、滑舌不良を改善することは難しいです。

それよりも滑舌を改善するには、普段の生活でどれだけ正しい滑舌を使って生活ができるか意識することのほうが重要です。

練習の時だけ滑舌を意識するのではなく、滑舌を意識した状態で生活をする。

これを意識することで、滑舌が改善する速度は大幅に早くなります。

滑舌を改善してプロの声優になった人は、生活から滑舌を意識して取り組んだ人がほとんどです。

普段のおしゃべりの時間をいかに滑舌練習として活用できるかを考えてみましょう。

声優はなりたい人がとても多い人気職業です。

多くの声優志望者の中から声優になるには、苦手なことは克服していかなければなりません。

特に滑舌、発声は、声優になりたいのであれば、必ず乗り越えなければならない壁です。

めげずに頑張ってくださいね。

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