声優業界に変化が!?コロナ禍以降の声優業界の変化を知ろう!!

声優業界に変化が!?コロナ禍以降の声優業界の変化を知ろう!!

新型コロナウイルスの影響が長く続いている現在。

みなさんはいかがお過ごしでしょうか?

私も新型コロナウイルスに感染しないように、日々を過ごしています。

新型コロナウイルスは声優業界にも大きな影響を与えています。

それは、去年まで増加傾向にあった優良な声優オーディションが減少していることからもわかります。

そして、声優さんの収録方法にもある変化が表れています。

そこで今回は、声優業界の収録事情と今後予想されるキャスティングの変化についてご紹介します。

 

収録方法にある変化が!?

3密(密閉、密集、密接)の回避。

雑音を入れずに収録しなければならない声優にとって、3密の回避は本当にむずかしい問題です。

通常、アニメや外画の収録現場では10~30人近くが収録スタジオに入り、何時間もかけて作品を作っていきます。

ですが、その収録方法では3密を回避することはできません。

そこで、現在、声優の収録現場では様々な試みが行われています。

 

声優ひとりずつの収録

まず、一番リスクの少ない方法として行われているのが、声優ひとりずつ収録を行うことです。

元々この方法は、スケジュールが合わない声優さんに行われてきたもので、別録りと呼ばれています。

ひとりずつ収録することで感染のリスクは減らすことができますが、アニメや外画の良さでもある声優さん同士の掛け合いはできません。

そのため、作品のクオリティは従来の収録方法に比べて落ちてしまう可能性があります。

 

少人数で収録

そこで、ある収録スタジオでは、通常4本設置してあるマイクを2本にして声優二人だけで収録する方法を試しています。

二人の間にはアクリル板を設置し、飛沫が相手に飛ばないように配慮されていました。

これなら少人数とはいえ、掛け合いを行うことができるので、作品のクオリティを上げることができます。

一度に収録する人数は、多いときで3~4人ほどだそうです。

 

少人数の収録にはある問題も!?

このように各収録スタジオも工夫をしながら3密回避に努めています。

ただこれらの方法には、ある問題があります。

少人数での収録は、声優さんにはそれほど負担はありません。

ですが、従来の収録方法と比べて、どうしても作品を収録する時間が伸びてしまいます。

そして、その影響は制作側にのしかかってきます。

実際に、

・声優のスケジュール調整
・収録時間の増加
・スタジオやスタッフの費用が増える

などの問題が発生しています。

そして、製作費の増加は声優のキャスティングにも影響を与えます。

 

新人声優にとって向かい風!?

今までのアニメや外画の収録現場では、見込みのある新人声優さんがガヤ要員などで試され、現場経験を積むことができました。

ですが今の収録方法では、収録時間を短縮するために、なるべく現場に慣れている声優さんが優先される可能性があります。

最悪の場合、新人声優さんが現場経験を積む機会がなくなってしまうかもしれません。

また、収録をスムーズに行うことが求められるため、滑舌や初見読みの強さなど基礎的な能力がより求められてくるでしょう。

 

今こそ技術力を高める時!!

新型コロナウイルスの影響がいつまで続くのかはわかりません。

ですが、このような収録のやり方が続くのであれば、声優の技術力がより求められてくるのは間違いありません。

声優としての基礎的な力は必ず身につけておいてください。

身についた技術は、例え通常の収録方法に戻ったとしても、あなたを助けてくれるでしょう。

モチベーション高くやっていきましょうね。

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