声優志望者必見!?声優業界で実際に使われる業界用語【収録現場編】
このキャラクターは別撮りでお願いします。
実際の現場で言われるこの指示、あなたはわかりますか?
業界用語と言う言葉を耳にしたことがあると思いますが、声優業界にも当然業界用語は存在します。
もし、あなたが声優業界の用語を知らないで声優の仕事をしたとしたら。
指示がわからずパニックになってしまうかもしれません。
そのようなことにならないために、実際に収録現場で良く使われる業界用語を厳選してみました。
収録現場で使われる業界用語
実際に収録現場で使われる業界用語を解説していきます。
非常に大切な業界用語のみを厳選しましたので、出来れば覚えておいてください。
音響監督
アニメや吹き替えの収録現場の責任者です。
基本的に収録現場は、音響監督の指示によって進められていきます。
声優のキャスティング権も持っているため、声優は音響監督に認められることが必要になります。
収録スタジオに行ったら、必ずご挨拶をしなければならない人です。
ロール
基本的にアニメは2ロール、外画は4ロールで構成されています。
30分アニメなどは、途中でCMが入ることがあると思います。
その時は基本的に、第1ロール→CM→第2ロールの構成となっています。
収録は1ロールずつ録っていきます。
テスト→直し→本番
基本的に収録は、テスト→直し→本番の順に流れていきます。
初回収録などの、まだキャラクターや演技が固まっていない時は、2回テストを行うこともあります。
テストのときに録音した音源は、基本的に使用されることはありません。
テストが終わると、音響監督から演技や台本の修正が伝えられます。
これが直しと呼ばれるものです。
声優は音響監督の指示を聞きながら、演技のプランや台本を修整していきます。
そして特に問題がなければ、本番の収録が行われます。
ガヤ録り
街中や学校など、人がいる状態の声を収録することをガヤ録りと言います。
新人声優がガヤのために呼ばれることもありますが、基本的に、出演している声優全員で行うことがほとんどです。
ガヤ録りの多くはアドリブで録っていきますが、キャラクターの姿が見えている場合は、セリフが決まっていたりします。
新人のうちは、ガヤでどれだけ評価されるによって、次の収録現場に呼んでもらえるかが決まります。
キュー
主に、ゲームやナレーションの現場で使用される合図です。
キュー専用のランプが光ったら、セリフやナレーションを始めていきます。
収録スタジオによっては、遊び心があるキューランプも存在します。
別録り
キャラクター同士のセリフが重なっていたり、マイクの入れ替えが困難な時は、本番を二回に分けることがあります。
その二回目の収録のことを別撮りと言います。
別撮りは、直しのときに音響監督から指示があります。
ちなみに、一本目の本番のことは本線と呼ばれています。
リテイク
何らかの原因で、セリフの録り直しを行うことを言います。
主な理由としては、
・言葉がよれる・・・滑舌が明瞭でなかったり、アクセントがおかしいとき
・ペーパーノイズ・・・台本のめくる音が、マイクに入ってしまったとき
・リップノイズ・・・唾液の音が大きくマイクに入ってしまったとき
などがあります。
リテイクが少ない声優は、音響監督に重宝される傾向があります。
声優業界の言葉は知っておこう
声優業界の用語は、他にもたくさんあります。
いづれまたご紹介すると思いますが、今回は収録現場で良く使われる業界用語を厳選してみました。
新人声優のときは、収録現場に行くと非常に緊張すると思います。
その状態でわからない言葉を言われると、パニックになってしまうこともあるでしょう。
初めて声優の仕事をしたとしても困らないように。
声声優業界の用語は覚えておきましょう。