歌は危険な選択肢!?自己アピールで披露する特技に注意しよう!!

自己アピール重視すること

私は歌を歌うのが好きなので、歌を披露したいと思います!!

審査員に何をアピールしたらいいのか・・・。

どんな特技を披露すれば好印象を持ってくれるのか・・・。

声優オーディションに参加する声優志望者は頭を悩ませ、試行錯誤をしていることでしょう。

実は、自己アピールや特技の内容によって、合否が決まることはまずありません。

ただ、それでも審査員に良い印象を与えておいたほうが良いですよね。

そのためには、どんな自己アピールや特技が審査員に好印象を与えているのかを知っておきたいところです。

そこで今回は、私が審査員をした時に見た、様々な自己アピールや特技をご紹介していきたいと思います。

 

多くの声優志望者が歌を披露する

声優オーディション参加者の多くが特技として披露するのが歌唱です。

この選択肢は決して悪いものではありません。

近年、アイドル声優や歌手などで活動する声優さんが増えてきていますし、カラオケなどで気軽に練習をすることができます。

またアニメの声優オーディションで、歌のボイスサンプルを求められることが増えてきています。

そういった意味でも、声優活動に直結する特技を披露するのは良いことだと思います。

ですが、一つ考えてほしいことがあります。

あなたの歌唱力は、本当に特技と言えるレベルなのでしょうか?

歌のハードルは非常に高い

そもそも、多くの声優志望者が歌を披露するということは、それだけ上手な人も多いことを意味します。

実際に私が審査を担当した声優オーディションでは、アマチュアバンドのボーカル経験者や、声楽を学んでいた人が歌を披露しています。

あなたの歌は、このような人達より審査員に良い印象を与えられますか?

そうでなければ、あなたの特技や自己アピールは審査員の印象に一切残らない可能性があります。

歌を特技として披露するときは、自分の歌唱力がどれだけあるのかを把握してから臨んだほうが良いでしょう。

 

好印象を抱いた自己アピールと特技

では歌以外に、私が良い印象を抱いた自己アピールと特技をご紹介します。

 

ネイティブ並みの発音を活かした外国語ナレーション

一つは、ネイティブ並みの発音を活かした外国語のナレーションです。

断っておきますが、完全なるネイティブだったかは正直わかりません(笑)

近年は外国語ナレーションの需要が高まっています。

その影響もあり、外国語をネイティブ並みに話せる人は、外国語ナレーションを披露すると良い印象を与えられます。

特に英語ナレーションの需要はありますので、即戦力で採用してくれる声優事務所もあるようです。

 

独自のアイディアで審査員にアピール

審査員に披露する特技が見当たらないという人は、アイディアを活かしたアピールをしてみてはいかがでしょうか。

実際に私が良い印象を持ったアピールとしては、

・自分の生きてきた経験を紙芝居にして演じる。
・自分が持っている資格をわかりやすく説明する。
・地元の名産品を持ち、観光大使になったつもりで宣伝する。

などがありました。

そもそも特技や自己アピールをする目的は、あなたのことを知ってもらい、興味を持ってもらうことです。

特技の出来を評価する大会ではありませんので、あなたの魅力を思う存分審査員に伝えてください。

 

残念に感じた特技、自己アピール

では、逆に私が残念だなと感じた特技や自己アピールは何なのかをご紹介します。

 

審査員が知らない歌を長々と熱唱

これは本当に辛いです・・・

審査員の誰も知らない歌を全力で熱唱していました。

こちらもしっかり聞くようにしていたのですが、2番も歌おうとしましたので、慌てて制止しました(笑)

これで歌唱力があればまだ良いのですが・・・。

いくら好きな歌だったとしても、声優オーディションでマイナーすぎる歌を披露するのは、避けておいたほうが良いかもしれません。

 

段取りが悪くて審査員が待たされる

私が特に非常に残念に感じるのは、段取りの悪さですね。

実際にあった例を挙げますと、

・歌を歌おうとしたら、歌詞を忘れてしまった。
・ダンスを踊るために音楽をかけようとしたら、電源が入っていなかった。
・特技で使用するものを控室に忘れる。

本人が緊張しているのも、一生懸命やっているのもわかります。

しかし、残念ながら段取りが悪い声優志望者に好印象を持つことはできません。

あなたも特技や自己アピールを披露するときは、緊張してしまうことも念頭に置いて、準備をしてください。

 

審査員との会話は笑顔を意識して!

以上が、私が審査員のときに経験した特技や自己アピールになります。

確かに、素晴らしい特技や面白い自己アピールは、審査員に好印象を与えます。

しかし、どんなに良いものを見せてもらっても、笑顔がないと台無しになってしまいます。

私が印象に残った声優志望者は、みんな笑顔が素敵な人たちでした。

そして、それは声優オーディションで合格している人が、必ず持っているものだと思います。

あなたも笑顔だけは忘れないようにしましょうね。

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