NO.16 名前がポイント!?基本的なボイスサンプルの作り方と注意すべきこと
規模の大きい声優オーディションの中には、ボイスサンプルを提出することがあります。
ボイスサンプルとは何かというと、商品のカタログのようなものです。
あなたはどんな声をしているのか。
どんなセリフやナレーションができるのか。
それを相手に知ってもらうためのものです。
ですが、いきなりボイスサンプルを作成しろと言われてもハードルが高いですよね。
そこで今回は、ボイスサンプルの作り方と注意点についてご紹介していきます。
ボイスサンプルの基本的な作り方
まずは、ボイスサンプルの作り方について説明をしていきます。
基本的にボイスサンプルは、
・名前(○○です。)
・セリフ、ナレーション(1つ15~30秒程度)
・歌、自己PR(指定があれば入れる)
このような構成を1~2分程度にまとめます。
歌や自己PRは声優オーディションから指定されれば入れる形になります。
プロの声優さんも同じように作成していますので、声優事務所の公式ホームページを覗いて、参考にしてみるのも良いと思います。
ボイスサンプルで一番意識すべきポイント!!
ボイスサンプルで一番重視しなければならないポイント。
恐らくほとんどの人がセリフだと思うでしょう。
ですが、正解は名前です。
そんなバカなと思うかもしれませんが、よく考えてみてください。
声優オーディションは、大きなものだと数千人もの応募が殺到します。
そんな大勢の応募者が提出したボイスサンプルを一つ一つ最後まで聞いてくれると思いますか?
残念ながら、多くの声優志望者は名前を聞いただけで不合格と判断されてしまいます。
これは、プロの声優が参加する声優オーディションでも同様です。
つまり、どんなに素晴らしいセリフやナレーションを出せたとしても、名前が雑だと聞いてすらもらえないのです。
それは絶対に避けたいところですよね。
ですので、名前は明るく、そして明瞭に言いましょう。
くれぐれも雑にならないように気を付けてください。
録音スタジオで高品質なボイスサンプルを!!
動画配信サイトの普及により、声を録音する機材を持っている人が増えてきています。
またスマートフォンでも声の録音は可能ですよね。
手持ちの録音機材でボイスサンプルを作成することは否定はしません。
ですが、もし高品質なボイスサンプルを作成したいと考えているのであれば、録音スタジオの活用をおすすめします。
録音スタジオは、音を収録するために設計されているため、非常にクリアな音で録ることができます。
また、マイクも業務用の非常に高額なものが使用されていますので、声の入り方も違います。
自宅で録音をする場合は、どうしても環境音などのノイズが入りますし、あまり大きな声を出せないこともあるかもしれません。
それらは、プロがボイスサンプルを聞くと必ずわかってしまいます。
もし、どうしても自宅でボイスサンプルを録りたいのであれば、音声編集の技術は身に着けておく必要があります。
せめてノイズを除去することだけはできないと、ボイスサンプル審査でマイナス評価になりかねません。
その手間が惜しいのであれば、録音スタジオを活用してみてください。
声優学校の施設を有効活用しよう
あなたが通っている声優学校に録音スタジオがある場合は、それを使わせてもらえるように頼んでみるとよいでしょう。
学校の施設を活用できれば、費用をかけずに高品質なボイスサンプルを作成できます。
また、講師の方からアドバイスをもらうこともできるでしょう。
これは声優オーディションを受けるにあたって、大きなアドバンテージと言えるでしょう。
是非活用してくださいね。
ボイスサンプル作成に慣れておこう!!
ボイスサンプルを作るのは、非常に手間がかかります。
ですが、プロの声優になったらボイスサンプルは何度も作成することになります。
・アニメやゲームの声優オーディションに送るボイスサンプル
・声優事務所の公式ホームページに載せるボイスサンプル
・声優事務所のマネージャーに聞かせるためのボイスサンプル
このような機会にボイスサンプルを作成しなければなりません。
まさに声優にとって欠かせないものと言えます。
ですので、今のうちにボイスサンプルの作成に慣れておくと良いと思います。
何度も作っているうちに、自分に合ったやり方が見つかるでしょう。
まずは声優オーディション用のボイスサンプルから作成してみてください。
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